痔瘻手術から術後の体験日記

痔瘻の手術から治るまでの日記

手術を決める

2022年8月のお盆前のとある日、大阪中央病院肛門外科への紹介状をもって予約時間にいくと、ほぼ時間通りに呼ばれて、いざ診察室へ。

 

はじめましての先生とはご挨拶をそこそこに、経緯を説明すると、いざ診察台に横になって、下着をおろし、触診。肛門の中をぐりぐりと指で触診されること数秒。

 

その後の会話はだいたいこんなところでした(以下)。

先生「手術しないと治らない」

私「手術しない場合は?」

先生「治らない。まれにガン化する場合もあるとは言われてはいます・・・」

私「痛みはないですし、考えます」

先生「いまは混んでいるので、(手術を受ける場合は)10月以降になります」

 

淡々とした会話に思えますけど、痔瘻は治らなくても、命にかかわることではないので、こうした会話でも波風立たない。まれにガン化すると言われてるのが強いて気になる点。

 

診察室を出たわたしは、手術というワードが急遽、自分の生活に入り込んできたことに戸惑いつつも、手術をすることになるだろうなとぼんやり思い描いていた。

わたしの場合は、痛みはなくて、会陰部の小さな水膨れのようなもの(膿の出口)ができたりつぶれたりの繰り返しで、たまに掻痒感といった感じで、生活にはまったく支障ない。手術をしないからといって大ごとになるわけではない。

超楽観的なひとがいるとしたら、または手術を受ける時間も惜しいくらいに充実しているひとが同じ状況にいたら、大丈夫でしょう、と受け流してやがて忘れてしまうかもしれない。

一人考える時間はたっぷりあり、どちらかっていうと心配性なわたしは、ひょっとしてもっと酷くなるかもしれない、例えば膿の通り道が枝分かれして複雑になるかもとか悪い方に考え出す。心配事は断つ、ということで、もうこの時点で手術をすると決めていたと思う。

 

8月下旬には、手術を受ける旨を伝えるべく、その先生の診察予約をするため、大阪中央病院に電話した。

 

#痔瘻