痔瘻手術から術後の体験日記

痔瘻の手術から治るまでの日記

術後の備品 ~オムツ~

痔瘻手術での術創はあえて開放している部分があります。術創(じゅつそう)、要するに手術で付いた傷です。

 

ちなみに、わたしはあろうことか、通常見えないところにある術創を、手鏡でみてしまったわけです。好奇心旺盛な性格がこんなところにも影響を及ぼします。なんと、医学を専門としていない素人からすれば、まさにグロテスク。ざっくりえぐりとられたような跡です。この傷が日薬で日に日に癒えていくわけですが、、この経緯は別の記事に譲るとして。

 

今回は、術後の備品について書いておこうと思います。

 

開放創は当然ながら皮膚がないわけなので、滲出液が出てきます。この漢字、しんしゅつえき、って最初読めなかったんですけどね。ようするに、肉汁のようなものです。とっても不思議なことなんですが、この開放創は、清潔に保つのが肝心と言われているので、シャワーを当てて洗うことになるのですが(最初は恐怖に近いですが)、痛みや沁みたりがないんですよ!これは実に幸いなことです。

 

それはさておき、この滲出液の処理が術後のケアのメインになります。通常はくような下着では支障が出ます。滲出液がにじんで、スーツやズボンにまで染みますから。

 

なので、入院しているときに看護師さんにケアについてよく聞いておくことをおススメします。お医者さんよりは看護師さんの方がじっくり聞けていいです。お医者さんとの限られた診察時間では医学的な見解を聞くのに精いっぱいですから。

 

わたしが看護師さんに聞いたケアは大きくふたつ。

1、オムツ&パッドを付ける。

2、ボクサーパンツ&生理用ナプキンを付ける。

 

いずれか、というもの。基本、1のオムツなんですが、吸収力が強い反面、肌が乾燥するので、その場合は生理用ナプキンがいいよと。わたしは男性なので、2の生理用ナプキンは人生初になるわけですが。とりあえず、退院当日付き添ってくれた姉に1と2を買出ししてきたもらったのですが、結局、2ケ月経って、使ったのは1のみでした。

 

術後、3週間くらいから、滲出液がぐっと減って、ポツポツ程度にしかパッドににじまなくなり、4週間(2ケ月)経って、ほぼなくなったので、外しました。その後、ボクサーパンツのみはいてます。術前はトランクス派だったんですが、まだ術創は完全には癒えていない(上皮化していない)ので、ボクサーパンツ派にこのままなりそうです。

 

#痔瘻